トランプのババ抜きでは、同じ数が2枚揃ったら捨てるよね。
これは、ある「きまり(ルール)」で「数」を「動かして」いることになるね。
算数や数学の「足し算」とか「掛け算」とか「方程式」とか「関数」とかも同じように、ある「きまり」で「数」を「動かして」いるんだ。
算数や数学の問題を前に「どうしていいか分からない」と思ってしまうのは、「きまり」にしたがって数を動かす「方法」がよく飲み込めてないからだよ。
トランプだって、実際にやってみて、それは同じ数だから捨てていいとか、同じ数じゃないからとかカードを「動かして」いるうちに「きまり」を覚えるよね?
紙の上に鉛筆で数字や式を書いているだけだと、実際に「数」を「動かす」ことができないから「きまり」がよく覚えられないんだよ。
ちょうど、コロナ禍で学校がお休みになったりしていた頃、僕は「算数でつまづいている」子どもたちに出会いました。
問題を読んで「どうしていいかわからない」と根をあげている子ども、ヤケを起こしている子どももいました。
僕は、碁石と碁盤を持ってきて、碁石を並べ替えながら計算をする方法を伝えました。
実を言うと、「計算が出来ない子ども達」は、碁石をきちんと並べたり、並べ替えたりすることができませんでした。
でも、きちんと並べ替える事が出来るようになると、みんな見違えるように計算力がアップしていました。
その後、僕は碁石よりもポーカーチップを使った方が、いろいろな計算を同じ考え方で進めていくことが出来ると考え、「ポーカーチップ算数」を開発しました。
「答えが8までの足し算は出来るけど、答えが9の足し算は間違えてしまう」とか、
「『あまり』のある割り算が出来ない」とか、
「千より一つ少ない数を910とか901とかって答えちゃう」とか、
「マイナスの数をマイナスすると、どうなるんだっけ?」とか、
そういう人は、是非、ポーカーチップ算数にふれてみて下さい。
「どうしたらいいか」が分かるようになると思います
日時:2023年11月12日(日)17:00-18:30
場所:としまNPO推進協議会「みんなのえんがわ」
(171-0014 東京都豊島区池袋3丁目30−21
マルモビル 1F 池袋第二公園前)
参加費:3,800円(兄弟での参加無料)
定員:10名



